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コラム・日々のこと

まさか!?を登る力☆

2019.02.05

実習を行っているワンステップ利用者さんに「まさか!?」の事態が発生です。

 

職業準備性ピラミッドの①~⑤の要素

①健康管理

②日常生活習慣

③対人スキル

④基本的労働習慣

⑤職業適性

※咲楽2月号掲載のワンステップ広告より

 

①~⑤の詳細チェックが53項目存在します。

この項目のほとんどが「ふつうにできている」「よくできている」という評価であり、

実習先の職務内容はワンステップでの作業プログラムとほとんど同じ。

環境や人、職務の手順や仕上がりの変化があるにしても

それに対応できる力があるから、これは実習上手くいくに違いない!

実習先様、支援員、ワンステップのスタッフ、みんなが大丈夫だと予想をし、

実習に送り出したワンステップ利用者さんに「まさか!?」が起こりました。

 

実習先での利用者さん自己評価「あまりできていない」「まったくできていない」。

実習先様の評価は「そんなことはないよ!よくやってくれている」という評価。

しかしながら、

本人もさることながら、周囲の皆も「まさか!?」と思う出来事です。

 

原因はコミュニケーションが円滑にはかられていないこと。

対人スキルは「ふつうにできている」「よくできている」と自他共に評価。

初対面の人とでもほとんどの場合、会話ができる、

空気もある程度読める、明るく、元気で積極的でフレンドリーなので少し控えめな

コミュニケーションを心がけた方がいいかも知れないね~

そんなことを言われるくらいの利用者さんなのに!?

コミュニケーションが円滑に行っていない「まさか」なのです。

 

ワンステップが介入してサポートしてたらそんな「まさか」は

起こらなかったんじゃないの?そんなことをお感じになる方もいらっしゃるでしょう。

しかしながら・・・

2週間の実習で初期の段階から大きな介入は利用者さんにとっては

いつまでもワンステップを頼ってしまう原因になるかも知れない。

そして「まさか」こそ成長のチャンスでもあります。

介入があればその「まさか」は起こらない可能性があり、

チャンスを見出せなくなるかも知れません。

※勿論、事前の十分な双方の打合せがあってこそ、様子を見る、

すぐに介入しないことが決められています。

また、実習先様にも指導の方法や、やり方、求める役割があり、

ワンステップの介入により、それが覆されることがあってはならないと、

ワンステップは心得ています。介入の心得は「永世中立」です。

 

現状を見せていただき、原因を探り、それぞれが取組める具体的改善策を提案します。

そのために、ワンステップには訪問型ジョブコーチが在籍しています。

幸いなことに、

「せっかくのご縁。ワンステップの利用者さんには期待しているので、

上手く行く方法を見つけて試していきましょう。」と、

実習先様も快い対応をしてくださっています。

 

ワンステップの利用者さんも実習の機会を成長の機会にしたいと前向きに取組んでいます。

※慣れない実習先で限界まで頑張って力尽きないように自分をコントロールすること、

周囲に相談することもワンステップ利用者さんにとっての課題です。

 

さらに、ワンステップ利用者さんの関係支援機関の方々も現状の把握と

サポートにご尽力くださっています。

「まさか」を登ることは冷静に起こっている問題を分析し、

具体的改善策を見つけていくことです。

登山家の方は山登りの備えを十分に行います。

そしてシェルパを伴って登山を行うこともあるでしょう。

利用者さんをサポートする全ての人がシェルパです。

皆さんのお力をお借りして「まさか」を成長のチャンスに変化させ、

登りきって行っていけたら~そのために明日もサポートしていきます。

 

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