テープを決められた長さで決められた場所に

真直ぐ同じ幅で貼っていく作業。

今日は箱の底のテープ止め。

仕上がった箱をきれいに積み重ねる。

その光景が美しく、圧巻。

万里の頂上を築いていく心持ち。

この作業に従事してくださった利用者さんの

障がい特性として手先の不器用さがあります。

手先の感覚も分かり辛さもあります。

そして、その不器用さ感覚の分かり辛さをたとえるなら、

軍手をはめて作業を行うことに匹敵します。

軍手をはめてテープを5cmの長さにカットし、

指定の位置に歪みなく貼ることを試してみて下さい。

いかにやり辛いか体感いただけると思います。

実際にそれを試すことがむずかしい方、

軍手をはめて小さめサイズの折り紙で（千羽鶴用の折り紙）

折り鶴を折ることをイメージしてみてください。

お分かりいただけるでしょうか？

それだけ手先を上手く使うことがむずかしいということです。

 

ですが、とてもきれいにテープを貼ってくださってます。

テープやシールを貼る作業に関して、はじめた頃はスタッフが

1枚1枚貼る位置や長さなどを確認しながら、ほぼマンツーの状態でした。

しかしながら、今は初期の確認を十分に行えば、それでOK。

途中経過の確認のみで最後まで、安心して任せられます。

利用者さんもスタッフもお互いに「できること」を目標として

それを信じてやり続けた結果だと思います。

 

なので、利用者さんの「できる」を増やしていくことには

お互いの努力が必要と思います。

ご本人の意志・根気（気力）・体力、

そして、それをスタッフがどの様に支援するか？

私たちの真価が問われていると感じます。

 

あなたの道もワンステップで「一歩」踏み出してみませんか？

 

箱づくり作業にリスペクトを込めて作られた

動画？映画予告！？をお届けいたします。

※スタンリー・キューブリック監督へのオマージュを感じたあなたは

映画好きなのでは！？

※ワンステップとは異なる京都にあるNPO法人swingさんが作られた動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=6mnevEJKAbo