あなたが主役です
2017.03.29
今日は宇樹義子(そらきよしこ)さんの体験談を読んで感じたことを
書かせていただきます。
https://decoboco.jp/contents/13
私は支援員として、来所下さった方、今現在、利用してくださっている方に対して
常に思うことがあります。
それは「ワンステップであなたの希望する人生をつくっていけそうですか?」と
いうことです。
私のことを話して申し訳ないのですが、就職に苦労した時期があります。
その時に私が頼りにしたのは公の機関でした。
親切な担当者もいれば、そうでない方もいました。
ある制度を使い、就職のための資格を身につけようと思い、
申請手続きに行ったときのことです。
私「○△□制度を利用して資格取得の講座を受講したく手続きに伺いまいした」
担当者「?」はあ?何それといった表情をされた後、「そんな制度はないですよ」
私は、びっくりしました、自分でネットで調べた制度を利用できるのか?
同じ機関の別の事業所を尋ねて質問して、
「あなたが利用できる制度ですね。管轄の事業所で手続きしてきて下さい。」と
答えてもらったことなのに・・・「そんな制度はないですよ」って
どういうこと?不安が押し寄せました。私にとっては、この制度が希望の光だったのに
その光が吹き消されたかの様な心持になりました。
でも、”これ!私の人生がかかっていることだし、ちゃんと調べたんだから、
もう1度確認してみよう。”そう思い、
私「別の事業所で調べたら私が利用できる制度と言われ、管轄の事業所で
申請手続きして下さいって言われたのでこちらに伺ったんです。
確認してもらえませんか?」
担当者「そういう制度を使ったって人、聞いたことないんだよね・・・
でも、他の事業所が言うなら、そういう制度があるのかな・・・。
僕じゃ分からないから、あっちの部署に行って聞いてみて」
他の部署に回されて事情を話すと「それ申請できます。手続きしましょう!」と、
話しが直ぐに進み出しました。
私は言いたいことを言えて対応をしてもらえましたが、それができない性格の方なら
どうなっていたのだろうか?そう思うとぞっとします。
その時の気持ちが宇樹さん感じた
『ああ、この人は私のような経験をせずに生きてきたし、
これからもきっとしないんだろうな 私はとても困っていて、
助けてもらいたくてここに来たのになぜ』に非常に似ていると感じました。
だから「ワンステップであなたの希望する人生をつくっていけそうですか?」
なのです。
主役はあなたなのです。
主役である、あなたのお話や気持ちをできるだけ正確に確認し理解したいと
思っています。