合同面接会に参加して
2017.02.10
ハローワーク「障がい者合同面接会」に行ってきました。
15分単位の求職者の面接会がメインですが、面接の合間や、
面接の予定が入っていない時間には就労移行支援事業所がお話しを伺えます。
障がい者雇用について参加されているほとんどの企業に実績があり
職務内容に対して、どの様な人材を必要としているのか?が明確でした。
特に、20名の障がい者を雇用している企業は「”マッチング“をしっかりと
行っている」とお話し下さいました。マッチングがしっかりとされていることから
企業と本人の間に、職務を行う上でのズレが少なく、問題が発生しづらいそうです。
また、企業側が一番に危惧していることが、辞めてしまうことでした。
「社内で社員教育のプログラムがある程度、構築されていても、
障がいのある方の特性は人それぞれで、マニュアル化できるものではない。
困っていることや、抱えている問題に気付きにくいこともあり、
それが大きくなってしまい、業務に影響が出てきてしまう。
問題の本質を見極めて対応したいと思うが、大きく膨らんでしまった問題に対して
お互いに焦りや・ストレスを抱えることになり、本質を見失ってしまう状況になる。
一度、大きくなってしまった問題の解決策が見つからず、お互いにとって
残念な結果を招いてしまう場合もある。会社の担当者と本人さんとの話し合いや、
ジョブコーチの支援も活用しているが、この場合、本人さんと会社の担当者、
ジョブコーチの関係が支援に影響するように感じる。
その点、就労移行支援事業所の支援員は本人さんと長い付き合いがあり、
信頼関係が築けているので、発生した問題に対しての支援が的確に感じられる。
定着支援をしてくれる人がいるのは企業としてとても助かる。
せっかく縁があり勤めてもらうのだから長く続けて働いて欲しいと思っているので、
あなた方には尽力して頂きたい。」その様なお話しを頂きました。
法定雇用率を意識した人がいればいい雇用ではなく、どの企業も一緒に長く働いてくれる
人材を求めている思いが伝わってきました。
いただいたお話しは、ワンステップの利用者さんが就職していく時や継続して
働いていくことに役立てたいと思いました。