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コラム・日々のこと

3.11 ワンステップイベント開催日に思うこと

2017.03.06

3/11(土)東日本大震災の地震発生から6年目を迎えます。

 

震災当時、私は関西にいました。地震が起こった際に一緒にいた

阪神・淡路大震災を経験した方が、「怖い」身動きをとることができなくなり

私の肩をつかみました。 ぐっとつかまれた肩に痛みを感じました。

揺れがおさまると彼女は私に

「ごめんね。思いきりつかんでしまった。凄く怖かったから・・・」と

謝りました。

帰宅し、お風呂に入ろうと、まだ痛みの残る肩に目をやると、

爪痕が残り血もにじんでいました。

震災を経験した彼女の心にある地震に対する恐ろしさは、

それを味わった人にしか分からないことです。

「私にできることは、彼女の恐ろしさを理解しようと努力することだけだ」

血がにじんだ肩を見てそう思いました。

 

阪神・淡路大震災が起こった時、私の母は看護のボランティアとして現地に赴きました。

私も同じように何かできないか?と思いました。

当時、中学3年、高校受験を控えた私に実際にできたことは

学校での募金活動でした。

ボランティアで実動する周囲の人を見て、募金しかできないことに無力さを感じました。

上辺だけのきれいごとをしているように思いました。

自分のその気持ちを中学の先生に伝えるとマザー・テレサの言葉を贈ってくれました。

日本人はインドのことよりも、

日本のなかで貧しい人々への配慮を優先して考えるべきです。

愛はまず手近なところから始まります。

愛は家庭から始まります。

自分の家庭が、愛に満たされなければ隣人を愛せません。

マザー・テレサ

そして、先生はこう言われました。

「きれいごと確かにそうだね。でも、それに携わっているではないのか?

お金も大事。あなたの受験も大事。

君が高校に進学して進む先にあることが、今すぐではないけれど

きっと、色んなことにつながって行くことだと思うよ。

それに、実際に君が尽力したところで大きな成果を生めるとでも思った?

自分を何様だと思っているのか?僕は笑ってしまうよ。

あなたの母親が看護ボランティアで現地に赴いているのなら

お家をしっかり守って母親が安心して活動できるようにすることも

あなたにできる支援の一つだと思う。

それに自分が幸せでない人が、誰かを幸せにするなんて絶対に無理だよ。」

私は今でもこの言葉を大切にしています。

 

東日本大震災の地震発生から6年目を迎える3/11(土)にワンステップでは

「就職よろず相談会・利用相談会」を開催します。

このイベントは障がいのある方、そうでない方、広く門を開いております。

ご興味のある方、足を運んで頂けたら幸いです。

あなたが悩んでいることをお聴かせ下さい。

あなたに合ったワンステップにできる支援が何か?一緒に考えさせてください。

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