“じゃんけんで１０回連続勝ってください”

 

そう言われたら、あなたならどう思いますか？

人それぞれかも知れませんが、

私は「じゃんけん弱いしなあ・・・１０回連続なんて無理！」と思ってしまいます。

 

「パー」を出していると負ける率が少なくなる、

相手が何を出してくるのか手の動きを読む「拳読」という鍛錬を重ねるとじゃんけんに

強くなれるなど、これまでの経験・心理学・じゃんけんデータを基に必勝法を

じゃんけん必勝法の研究を“日本じゃんけん協会”が提示しています。

 

しかし、その日本じゃんけん協会でさえ、「必勝法は勝率を上げることができるが、

絶対の方法ではない。じゃんけん鍛錬を重ねたじゃんけんマスターと称される者が、

あっさり負けてしまうこともあるように、勝つか負けるかは“運しだい”なのだ。」と、

言うくらい勝ち負けを左右する要因は不確かなものだとしています。

日本じゃんけん協会 https://japan-rps.jimdo.com/

 

そうなると、私は、ますます10連勝なんて無理！！と思ってしまいますが、

「なぜだか分からないけれど、勝てる気がする」「私、強運ですから大丈夫」

「もしかしたら、勝てるかもしれない」と思う人もいます。

 

そんな人には「どこからその自信がくるの？？」と質問したくなります。

しかし、“その訳の分からない自信”、“根拠のない自信”こそが、

人が行動を起こすときに大きな影響力を与えるそうなのです。

 

根拠のない自信を持っている人は、「自己効力感」が高いといわれています。

自己効力感とは、「自分がある状況において、必要な行動をうまく遂行できるかという

可能性の認知」と定義付けられています。

簡単にいうと、「自分なら出来そう」「最後はうまくいく」といったイメージを

持っているということです。

 

自己効力感が高いと、ポジティブな気持ちで行動に移すことができ、

その行動が良い結果に結びつく。そしてさらに自己効力感が高くなる。といった

いいサイクルになっていきます。

 

根拠のない自信が、良い結果に結びつく要素だったとは驚きです。

もしかしたら、じゃんけん１０連勝も出来るかもしれない。

根拠のない自信を持ちたいですね！！