注文を間違えるレストラン
2017.06.06
タイトルをご覧になって「どういうこと???」と、思われた方
まずはこちらのYahooニュースをご一読ください↓↓↓
https://news.yahoo.co.jp/byline/mamoruichikawa/20170604-00071670/
そういうことのです。
このニュースとはまた違う施設のお話です。
障がい者の方に木工食器を、作製、販売してもらうことを行っている施設で、
全く同じ基準の製品を規則正しくつくることを目標に製作、販売していたのですが、
製品は、なかなか売れませんでした。
障がい者の方が全く同じ基準の製品をつくるということは、とてもむずかしく、
施設で働く人々に必要以上に負担をかけている現状に疑問を感じた施設長が
「売れないくらいなら、好きなように作ってもらおう!!
全く同じ製品をつくるより、ズレや違いがあることが味であり個性だ!」と、
消費者目線のものづくりではなく、製作者側の目線でものづくりをし、
販売をはじめたところ~
「こんなの他にない!」「個性的でいい」と、製品が売れ始めたのです。
買っていく方は製品に唯一無二の価値を見出してくれたのです。
今その施設は、1軒のクラフトショップ、3軒の飲食店を運営する
大きな福祉施設になっています。
家族の憩いの場、若者のデートコース、観光客まで訪れるような
人々に愛される場にもなっています。
施設長は「自分の福祉施設に多くの人が集ってくれることが本当に嬉しい。
デートの食事に、観光にとここを選んでくれるなんて、考えもしなかったことだ!」
そんな風に話をされていました。
私もいつか訪ねてみたい場所です。
タブーでやってはいけないと思ってやらなかったことが、むしろ良くなかった。
目からウロコです!!
逆転の発想といえばそうなのかも知れないですが、
そこで働く人やお客として集まる人どちら側にとっても
幸せな状態であることが、成功の秘訣なのではないかと感じます。
ワンステップのスタッフも執着や固執をせず、柔軟な発想を持った
支援ができるように、利用者さんと向き合うことを心がけています。