持ち場を離れる前に~
2017.07.21
ワンステップは午前中に軽作業を行います。
利用者さん同士協力しながら工程順に人員配置をし流れをつくって、
軽作業を行う中、利用者さんが『トイレに行ってきます。』と
スタッフに声をかけ席を離れる。そんな場面がありました。
何気ない一言ですが、仕事をする上でとても重要な言葉です。
ことわりもなく自分の持ち場を離れた場合、
「えっ?何しに行ったの??」と周囲に思われてしまうことになり、
上司や同僚からの信頼も失う結果になりかねません。
信頼を失えば、仕事を任せてもらえなくなったり、
職場での人間関係にヒビが入り、働きづらくなるかもしれません。
また、ことわりもなく自分の持ち場を離れた場合、仕事が滞り迷惑をかけます。
今日のようにライン(流れ作業中)ならばなおさらです。
作業中は仕事のミスを防ぐためと
集中して作業を行う理由で基本的に私語は厳禁です。
作業の工程で見つかる不具合や質問など、
報告・連絡・相談については、お話しして頂けるようになっています。
静かに作業が進む中で
『トイレに行って来ます』と言いづらい気もしますが、
この一言が言えた利用者さんが、とてもステキに見えた瞬間でした。
そして、生理現象を我慢することは、自分のパフォーマンスを下でることになります。
1人のパフォーマンスが下がれば仕事全体のパフォーマンスも下がってしまいます。
自分のことだから、静かな状況だからだと我慢することで、
結果、周囲によくない影響がでてしまいます。
自分ではない誰かがいる場で働くということが、どういうことなのか?
その視点にたって仕事のことを考えるのも大切なことと感じました。