大人の発達障がい者の支援
2017.02.09
発達障がいと聞くと、子どもが持つ障がいというイメージですが、
近年、大人の発達障がいも認知されてきました。
しかし、大人の発達障がいは専門の医療機関が少なく、
診断も難しいという問題があります。
また、発達障がいの症状として、
コミュニケーションが苦手、書類や机の整理ができない などがあり、
就職でつまずくこともあります。
その問題が解消していくだろうと期待できる取り組みが
全国で少しずつ進んでいます。
1つ目は、愛知県での取り組みです。
大人の発達障がいは、診断に時間がかかるため、
集中的に診断ができる専門病床が求められてきました。
2017年度、発達障がいを診断する成人専門の病床が、
愛知県精神医療センターに新設されます。
入院し、障がいの有無や特徴を調べ、治療につなげていきます。
発達障がいの成人専門病床は、自治体立で初めてだそうです。
2つ目は、埼玉県での取り組みです。
発達障がいに特化した就労支援センターが開設されました。
相談、適正をふまえた就職準備のトレーニング、就職活動支援、
定着支援をおこないます。
発達障がいに特化した公的な就労支援機関は全国的に珍しいそうです。
大人の発達障がい者を支える機関が今後も増え、
適切な支援が受けられる体制が整えられることを期待します。
就労移行支援事業所ワンステップにおいても
発達障がい者の就職をサポートさせていただきます。
相談→個別支援計画の作成→プログラムの実施→
就職活動支援→仕事の定着支援 をおこないます。
相談から就職後まで、途切れない支援をさせていただきます。