ドンドン!オラオラ!!
2017.06.08
帰宅途中のお話しです。
電車内で、乗務員がいる最後尾の部屋のドアを
ドンドン!と激しくたたく中年の男性がっ!!
「電車!!遅れてるやろ!!!客のことなめてんのか!?
2分も遅れてたら乗り継ぎができんのじゃ!!!!おまえ、分かっとるんか」と、
怒りをあらわにして、オラオラ!!と叫んでいらっしゃいました。
※今日のタイトル「ドンドン!オラオラ!!」そういうことです。
怒られている乗務員は身の危険を感じ、中から出ることはしないで、
対応をしていました。
「お客様、落ち着いてください。」
「そう、言われましても、困ります。」この言葉が繰り返し聞こえてきました。
怒っている人に上記のようなことを言っても”焼け石に水”
ともすれば、”火に油を注ぐ”言葉にもなりかねません。
怒りのスイッチが入った方に反射的に言い返しをする、し返しをすることを
ついついやってしまいがちですが、実はこれが1番やってはいけないことなのです。
☆今日は怒りをぶつけられて側の対応方法をお話しします☆
相手が怒ってきた!!!
6秒、たった6秒でいいので、言い返し、し返しなど、
あなたからの行動を起こさないで下さい。
※身の危険がある場合には直ちに逃げてください。
なぜ6秒は何もしないのか?
これは怒りのピークは長くても6秒で過ぎるということが言われているからです。
頭の中で6秒のカウントを行いながら深呼吸をする。
6秒をとにかくやり過ごすことです。
そして、相手の怒りを冷静に受け入れます。
怒っている原因のほとんどが、
自分のことを理解してもらえていないことにあります。
「あなたの怒りを原因を理解したい。怒ってもいいですよ。」
この気持ちで相手に接することが重要です。
自分が怒っている時に、「怒らないで」と、さとされたり、
「怒るなんていけない!!」と怒り返されるより
今、抱いているこの感情を理解して欲しい!!!そう思うのではないでしょうか?
電車内で怒っていた男性の怒りの原因は
「電車が遅れて、乗り継ぎに間に合わないこと」
そもそも乗務員が怒りの原因をつくっているわけではないのです。
乗務員がそれを理解し、男性の話を冷静に聴けたなら・・・
しかし、乗務員が反射的に言い返しをしたことに怒りが増幅され、
乗務員に対しての二次怒りが発生してしまったのです。
怒りの感情はOKなのです。その人が本心をあらわにしてくれているのですから。
怒られた人は、怒っている人の本当の怒りの原因を見定めて、
怒りの解決方法を見出してみてください。
あなたに怒りたいのではなく、理解して欲しい気持ちが爆発して
怒っているだけなのです。
では、怒ってしまった人はどうするのか?
怒ってもOKってどういうことなのか?
その続きは来週のコラムでお話します~