TEL:058-215-1688
電話受付 平日
9:00〜17:00

コラム・日々のこと

言語パターン

2018.06.11

接客や来客の応対の必要がある職種を目指されている利用者さんと

言葉づかいの練習に取り組んでいます。

シチュエーションを設定して具体的で実践的な練習を行っています。

取り組んだら取り組んだだけの結果、成果も上がっています。

「そんな言い方したことがないです」そういう言葉もあります。

 

言葉は周囲の環境に大きく左右されるものです。

自分の環境、身を置く場所によって(家庭・所属先・友人関係)

よく聞く、使う言葉が言語のパターンとなります。

また、シチュエーションによって言語パターンが合っているか?いないか?で

人は違和感を覚えるのです。

 

エグザイルのカップヌードルのCMを例にして話を進めます。

「先ずは経済対策からはじめようや」

※静かではあるがその場を掌握するように話す

「違うだろ 少子化対策だろ」

※語尾を上げて威圧的に話す

言葉のニュアンスも声のトーンや抑揚のつけかたも

イカツイ衣装に合わせてオラオラ系の言葉になっています。

 

このシーンの言葉と声のトーンや抑揚を丁寧な言葉遣いや雰囲気に変換してみたらどうでしょうか?

「先ずは経済対策からはじめてまいりましょう」

※ゆっくりと落着いた声のトーンで話す

「相違がございます。少子化対策から進めてはいただけないでしょうか」

※申し訳なさそうな気持ちで、相手に提案するような気持ちで話す

何だかミスマッチではないでしょうか?

 

では、本当の国会でスーツを着た本物の議員たちが

エグザイルがCMで使っているようなオラオラ系の言葉遣いをしていたらどうでしょうか?

これもまた、ミスマッチ・違和感を感じるのではないでしょうか?

 

瞬間的に取り繕えたとしても、継続して使えるようするためには

日常からの慣れが何よりのトレーニングになると思います。

また、自分の環境の言語パターンはどうなのか?

振り返ってみることも言葉遣いの向上につながります。

加えて、言語パターンはその人の人となりの形成にも大きく影響を及ぼしているのです。

この話はまたの機会にさせていただきたいと思います。

 

 

 

一覧を見る