“自動思考”を変えてみると…
2017.01.24
私たちが行う様々な活動をしていると「ちょっとしたつまづき」から
「マイナス思考」に陥ってしまうことが度々あります。
例えば仕事上のミスを指摘されたり、友人・知人から何かを言われたりすると、
身体の反応として胃が痛くなったり、心拍数が上がったり、気分の反応として落ち込んだり、
不安や焦りを感じたり・・・そういうことが起こったりしませんか?
それをはじまりとして「ミスをしたことで、周囲から駄目なヤツだと思われたに違いない」
「自分には能力がないのではないか」「自分は何をやってもうまくいかないんじゃないか」
この様なことが、自動的に連想され、もっと気分が落ち込み不安が増すという
悪循環を繰り返し、そこから抜け出せなくなってしまう。
このように自動連想し悪循環を繰り返す
“自動思考”(頭の中に浮かんでしまう考えやイメージなど)は身体と気分に相互に
影響をおよぼし、自分の言動を制限することなり、マイナス思考から脱却できなくなります。
そんな時どうするか?
焦りや不安、気分の落込みを抱えながらも少し落ち着いて
自分を客観的に見つめ直してみましょう。
仕事上の指摘や友人・知人から何かを言われたことは、
その人自身を否定されたこととイコールではありません。
まして自己否定をしたところで問題が解決する訳ではありません。
冷静に考え判断することができる第三者から見た場合、
「自己否定する必要はないよ。それより、なぜ指摘されたのかを考えたほうが良い」
と言われるでしょう。
つまり、あなたを責めても起こったことの問題解決にはならないのです。
「なるべくミスしないようにしたい」と考えていると
「次は何か工夫してやってみよう」に繋がり、
「具体的な方法を探して対策をしてみよう」と変化していきます。
これを“適応思考”と呼んでいます。
あなたのアクションに対して、周囲がネガティブなリアクションを示したとしても、
それがあなたを否定していることにつながるわけではないのです。
“適応思考”・・・様々な視点から物事を見て、いろんな考え方があることに気づけると
少し気持ちが楽になるかも知れません。