癒しの絵
2017.02.07
就労移行支援事業所ワンステップに飾ってある絵です。
ほんわかとしていて、見ているだけで癒やされますよね。
まるまるとした羊の背中に子ブタが乗り、プカプカと宙に浮いて気持ちよさそうです。
この絵のおかげで、ワンステップの中が優しく明るい雰囲気になっています。
でもなんで羊とブタなのだろう。ただ可愛いから羊とブタにしたのかな?
なにか関係あるの?と調べてみたら、
イソップ童話のなかに「ブタとヒツジ」というお話がありました。
『 ブタが一ぴき、ヒツジのむれにはいって草を食べていました。
あるときヒツジ飼いがそのブタをひっとらえましたが、
ブタは大声で鳴いてさからいました。ヒツジたちは鳴くのをいさめてこういいました。
「わたしたちはしじゅう人につかまるけれど、鳴いたりしないよ。」
するとブタはいいました。
「つかまるにしても、わたしときみたちではちがうのだ。
人がきみたちをひっとらえるのは、毛とか乳をとるためだが、
わたしのほうは肉なのだ。」 』
※財産ではなく、命をうしなう危険にさらされている人は、
なきさけんでもあたりまえだ、と この話は説きあかしています。
渡辺和雄(訳)、S57、イソップ寓話集1、小学館 より引用
もう1つおもしろい発見がありました。
羊みたいなブタがいます!「マンガリッツァ」という名前です。
マンガリッツァは、2004年にハンガリーの“国宝”に認定された
希少なブタだそうです。
全身がカールした毛で覆われているため、
別名「ウーリーピッグ(羊毛のブタ)」とも呼ばれています。
何気なく飾ってある絵ですが、調べてみると「羊とブタ」から
面白い情報が出てきました。
だだの、ほんわかした可愛い絵では終わらない、奥深さも感じられるようになりました。
ぜひ、「羊とブタ」の絵をワンステップに見に来てください。
あと、一生懸命調べましたが、
ブタみたいな羊…いませんでした。
ブタ似の羊をご存知の方がいらっしゃったら情報をください。