謝ることがゴールでしょうか?
2018.04.09
謝罪タイプの方が陥りやすい心理状態と相手との関係性について
お話しさせていただきます。
「ごめんなさい」「すみません」と、謝罪の言葉を発すると・・・
「そんなことないよ」「気にしないで」「大丈夫よ」と
優しい言葉をかけてもらえることでしょう。
謝ることでこれ以上の悪い状況にならないようにもできるでしょう。
「謝罪」は謙虚ではありますが、行き過ぎると違った意味合いになってしまいます。
①心のエネルギーが低くなっているタイプ
自分はできない人間だ・・・ダメな人間だ・・・・だから謝るしかないと
思っているタイプ。
②自分が発した謝罪の言葉に対して返ってくる優しい言葉を欲するタイプ
「そんなことないよ」「気にしないで」「大丈夫よ」この言葉が欲しくて
「ごめんなさい」を言ってしまうタイプ。
①も②も自覚なくそうしてしまっている可能性が高いです。
過去には優しく慰めてくれていた人たちが、
今はそうではなくなってしまっている。と、感じる方がいらっしゃったら
①・②の可能性がないか考えてみる、自分を振返ってみて下さい。
①から②へと段階を踏んでいくパターンが多く見られます。
②のパターンがひどくなってくると、自分から謝る状況を引き起こすタイプに
なってしまいます。「失敗した私は辛くてかわいそうでしょ・・・だから
みんな優しくしてくれるの・・・」などと悲劇の主人公になってはいませんか?
謝罪は大切なことですが①・②のパターン陥っている方に
「改善策を出すことができない」方が多くいらっしゃいます。
なぜなら謝ることがゴールだからです。
「謝ること」は大切ですが、それが本当にゴールなのでしょうか?
「謝ること」はむしろスタートです。
その先に改善策があってはじめて、この状況を打開したいとする意欲が
相手に伝わり、あなたの気持ちが真に伝わるのではないでしょうか?
よい改善策が見つからない時には、「一緒に考えて下さい」
そう言って、共に試行錯誤してくれる仲間がいることの方が、
よりよいのではないでしょうか?
そして、謝ることはピンチの状態です。
ピンチの時はその渦中の人物がこの局面をいかに打開するか周囲は注目しています。
ピンチは誰かにアピールできるいいチャンス♪なのです!!
順調に物事が進んでいるときにはないことなのです☆