コミュニケーションについて
2017.01.18
便利になった分、経験を積む機会を失って劣っていくこともたくさんあと感じます。
“コミュニケーション”もその1つの様に思います。
子供の頃は何をするにも、誰かの手や知恵を借りることが必要で
人と関わること”コミュニケーションの機会”が多かったように感じます。
想像して下さい
「16歳の女子高生高。同級生の彼と初デートで名古屋港水族館に行きたい」
今なら
スマホを取り出し「名古屋港水族館に行く」ググれば直ぐに、
水族館の入場料、電車の乗り継ぎから最寄の駅からの移動方法や所要時間、
交通費、近隣のグルメ、ショッピング、アミューズメントなどの情報、
日にちを指定すれば当日の天気や服装のアドバイスまで教えてくれます。
ついでに彼にはSNSを使って「この日に水族館に行かない?」の連絡をして、
早ければ直ぐに返事がきて、自分と彼と2人の人間を介して
30分もかからないうちに、殆どのことがととのいます。
私が高校生のころスマホも携帯電話もない時代なら
名古屋港水族館に行く方法、近隣の情報を調べるのに、
名古屋港水族館に電話で問い合わせる、タウン情報誌を買って情報を収集する
知っていそうな友達に聞いてみるなどの方法をとります。
友達に彼とのデートを秘密にしていたいけど
「なんでそんなこと聞くの?誰かと行くの?」などあまり聞かれたくないことを
聞かれたりする可能性もあったり、そうなれば、それを上手にかわすことも
しなければならなかったりします。
彼にお誘いをするのには、学校で話すか?手紙を渡すか?自宅に電話するか?
自宅に電話をかけるしか仕方のない状況であれば、彼の家族が出たらどうしよう・・・
よもや、お母さんが出たりしたら「あなたどなた、うちの○○とどういう関係?」などと厄介なことになる可能性もあります。1つのことをととのえるのにそれなりの人を介し、
色んな考えをめぐらして、時間をかける必要がありました。
スマホがあれば、ネットを活用できれば、
必要のない人とは誰とも関わることなく、自分が必要とする情報を手に入れ、
生活することができ便利であると感じます。
しかし、ビジネススキルとして「コミュニケーション能力」を
重要視する企業が多く存在するというのに、コミュニケーション能力を発揮し
培う機会や環境には乏しくなるばかりの矛盾した世の中だと感じます。
ワンステップでは人と関わることを大切にコミュニケーションの力を上げていく支援を
行います。勿論、その歩みはあなたのペースに合わせます。
人と関わりを持つことの楽しさも、喜びも、難しさも味わいながら、
あなたのできる方法でのコミュニケーション能力向上をしてもらえたらと思います。