自分のブレーキ
2017.04.17
週末に出会った人の話です。
彼女は50歳、1児の母、介護のお仕事をしていたのですが、
転職をすることとなり、有給消化のためのお休みで
愛知から熊本までヒッチハイクで0円旅をしてみよう!!と一念発起。
その旅を先週、決行し無事に終えたということです。
初対面の人に、物怖じもせず、「聞いて!私、こんなことしてきたの~」と、
目をキラキラ輝かせながら、話をして下さいました。
有給もらえて暇だな・・・何かやってみたいことってあったっけ?と
考えてみたところ、ヒッチハイク0円旅だ!と思ったの。
思い立った自分の計画をFaceBookに投稿して「行きます!」宣言したら
周囲の人が応援してくれて、何だか上手くいく気がしてきた。
当日、自宅近くでヒッチハイクスタートして、30分くらいしたら
1台目の車が止まってくれて、そこからは、待ったとしても
15分くらいで次の車に乗り継いで行くことができた。
ヒッチハイクしている経緯を聞かれて、それに答える、
しかも、お金はかけない計画だということも伝える。
ほとんどの人が、
「お腹すいてない?何か分からないけど、
これもご縁だと思うからご飯一緒に食べよう!」と
言ってくれて飲食にも困らなかったそうです。
乗せてくれた人の中には、
「西に向かう予定ではなかったけど、面白そうだから乗せてあげる」と
いう人もいたそうで、自分が予想してたよりも円滑に旅ができたそうです。
また、乗せてはあげられないけど~
「お茶飲んで」と差し入れしてくれたり、
「ここでヒッチハイクするよりこの道の方がいいよ」とアドバイスしてくれたり、
そんな人もいたそうです。
「日本は捨てたもんじゃない、人ってこんなに優しいのか!!」と
この旅に関わってくれた人にとても感謝していることを
彼女は繰り返し口にしていました。
そして、彼女の話で全く出てこなかった言葉が
「こんなこと上手く行くはずがない・・・」「無理だろう・・・」といった
ネガティブな言葉でした。
私が「不安や心配はなかったのですか?」と、質問したところ。
彼女は「やってみないと分からないし、辞めることは直ぐにできるでしょ?
やらないと損だと思うの。やってダメならその時でしょ」と、
ニコニコしながら答えました。
自分のやりたいことに進んで行くことに恐れがない人は強いと感じました。
「ヒッチハイク0円旅」かなり思い切ったことなので、ここまでの思い切りを
誰もができることとは思いません。
彼女は無事に旅を終えましたが、そうならない可能性も実際には大きいと思います。
自分にやりたいことがあるけれど・・・この先が不安で心配だと
自分の身を案じてブレーキをかけることで危険回避ができる場合もあるでしょう。
しかし、自分にできそうなことに自分で過剰にブレーキをかけてしまっている
そんなことありませんか?
あなたにとって、そのブレーキがよいことなのか?
ただの疑心暗鬼なのか?あなた自身に問いかけて、思う未来に進めることを
私たちは願っています。